先日、福岡に行っていたのは
Heat Waveさんの5周年のお祝いだったのですが
店舗内を見ていて遂にヤドクガエルが上陸していました。
この時の上陸の使い方はカエルがオタマジャクシから変体してカエルになって
水から上陸するという意味ではありません。
純粋なアクアリストがその趣味の幅を広げる為に四足の動物に手を出す事を
上陸すると表現するのです。
なので今回たまたまヤドクだっただけで対象がヘビでもトカゲでもこの表現を
使うのです。
ヤドクはサイズが小さいのでデリケートなのは当たり前なのですが
栄養を蓄えれる量が少ないので餌切れが深刻な問題になります。
テトラミンでも食べてくれたら最高なんですが活き餌しか食べません。
それも極小の。
なのでコオロギの1~2令、ショウジョウバエ、ワームの初令等出来る限りの
バリエーションを持たせストックする必要があるハイマニア対象の生き物なのです。
もう20年ぐらい前でしょうか、ハワイに帰化しているヤドクのオタマの採集に行った記憶が
あります。太い木の枝別れしている部分に水が溜まってる場所があるのですがそんなところに
母親は自分の子供をそぉ~っと放すのです。
全部の種類がそうだとは思いませんが背中にオタマを背負って安全な水たまりを徘徊して
放すという献身的な種類もあるような事を聞いた事があります。
その話ってヤドクやったかな?
そんな水たまりなのでオタマの餌がありません。なので母親は無精卵を産んで
その卵をえさに与えるんだという話を聞いた事もあります。
まあ、そんなこんなでオタマ採集は大漁でした。
それをどうしたかは内緒ですが・・・。なんせサイテスⅡ類ですので。
ハワイのオアフは不思議な島で北の森に行くと
角の生えたジャクソンカメレオンも帰化しています。
動きがスローなので採集は楽です。日本ではキサントロプスと呼ばれ
恐竜みたいな呼び名で呼ばれて高額で取引されていますよ。
でもねこれもサイテスⅡ類なんです。(笑
また脱線しましたね。そのヤドクですが餌を制する者がヤドクを制すと格言があるぐらいですから
(嘘ですが)お店側としても餌は豊富にストックしときたいわけですよ。
販売用のヤドクの栄養状態が良ければそれだけ店側の管理が良いと評価されますからね。
あと、それ以外だとどういったルートを使ってカエルを手に入れるかが問題で
国産CB、海外CB、国内問屋仕入れとルートはあるんですが国内問屋はレベルが低い事が
多く使いものにならない事がほとんでです。
一番良いのは国産CBですがこれは個人を相手にするので供給量が確保しずらい
面もあります。
そうなると海外なのですが二十年以上前から海外のシッパーやブリーダーさんの所に
買い付けに行っていましたが一筋縄にいかないのがヤドクで輸出の書類の手続きが
ややこしいのです。
ネットを繋げれば海外のブリーダーのHPを見る事が出来ます。しかしこれだけで輸入出来る
わけではないのがヤドクでありサイテスⅡ類なのです。
まず、繁殖個体でなければ許可はでません。尚且つ申請する時に増えた個体だけでなく
その親の個体の入手経路や由来を説明出来ないとダメなのです。
親を非合法的に入手して繁殖させると国内で売り飛ばす事はOKでも輸出はNGなんです。
相手のブリーダーが家庭で趣味でやってるぐらいだったら書類の申請をやってくれない事が
多いのです。だって面倒だし申請中(2~4週間)売れないし、お金の入金もややこしいしと
輸出は相手にとってデメリットが多いのです。
まあ、そんなわけで苦労して書類申請OKなブリーダーさんを探したところで
輸入する側は前金で支払を済ますわけですが手元にカエルが届くまで早くて1ヶ月、
遅い場合だと半年も待たされる事があります。
かなりリスキーな商売なのです。
なので1回の輸入で疲れ果て手を引く業者さんがほとんどなので
みんなでHeat Waveを応援しようね。
普段見れないような綺麗な個体を見たければ応援して買い物して輸入が続かないと
いけないのです。
お店に行ってこんな種類のカエルが欲しいとお話すれば
きっと相談にのってくれると思いますよ。




このデジタルの数値何か判りますか?
そう、発泡スチロールの箱の厚みです。
上からボクが使用しているオリジナルの60サイズの箱、20.9mm
100均やHCで売ってる安物の箱、14.6mm
発送で送られてきた100サイズの箱の厚み、18.9mm、19.8mm
僕の使ってる箱が一番小さいのですが厚みは一番分厚いと。
保温効果と輸送で投げられた時の衝撃を考えると分厚い方が良いでしょう。
真夏の暑さで発送が怖いという話題があったので僕から一言。
めだか相手に保冷剤は必要ないです。
ちゃんとした厚みと酸素パッキングで袋三重にしてれば99.99%事故は
起こりません。
耳の痛い事言いますが魚に対して酸素パッキングは当たり前ですよ。
出来ないならオークションに出すな!まで言い切ります。
ちゃんとしたいならちゃんとしようよ。
ボクがこうすればほぼ100%事故がないって言ってるんやから
そうなんですよ。
変なところでセコくなっても仕方ないでしょう。
反対に僕と違う事をしてるといつか必ず事故るって事ですよ。
この道30年以上のボクが言うんだから間違いありません。


このめだかはゴールデンの幹之の子供です。
子供って言っても20mmぐらいですが。
これぐらい体の中が黄色くないと将来てきに金色にならないのかも知れませんね。


これが正味の親の写真です。
肉眼で見ても金色に見えます。
別にLEDの特殊なランプでなくてもちゃんと見えますがそれが何か?
マニュアルモードで撮影していてシャッターだけっていう意味の判らないモードじゃ
ないですがちゃんと写りますよ。
TV 1/125
AV 32.0
ISO感度1000
ホワイトバランスオート
60mmマクロレンズ
内臓ストロボ
めだか業界はレベルが低いと言われないように
ややこしい奴はおらんようになったらええのにね。